今日 1055 (2022/4/15)
金曜日。
今すでに手にしているもの、手に入れたいのに手に入れていないもの、それは全て自分の意思次第なのだ。そんなことを考える瞬間があった。本当に手に入れたいものは、本気で思い描くこと。思い描いて初めて形になる。はず。
仕事⇨五反田からの帰りの電車を待つプラットフォーム、後ろにこれみよがしにいちゃつくカップルがきた。声がでけーしなんだかうぜー女がひょろひょろした男に抱きついたりして、俺の心が限界に近づいてしまったみたいで、思わず立ち去って、別のところに並ぶ。良かった。ここは一人の人がほとんどだった。キチ〜ものからは距離をとる。心に広がる安堵感。信号待ちとかの短い時間だったら我慢できるけれど、五反田で西馬込行きを待つ時間って結構長くて、最悪１０分以上待つ必要もあってその間カップルの会話を聞き流せるようなスルースキルはないのだった。なんでカップルが嫌なんだろうな。カップル多いな。目に入る人間全員カップルの時もあるよな。でも確実に自分みたいに独り者もいるはずなんだよ。でもカップルが目に入る。楽しそうで羨ましい。人と一緒にいて安心感がありそうで羨ましい。好きな女と一緒にいる人が羨ましい。女が綺麗だけど他人と一緒にいるのが羨ましい。大方そんなもの。まあないものねだり。今の自分だって、過去の自分からしたら出来過ぎくらいの状況にいる、そう思う方がいいと思う。たまたま恋人とかいないだけ。そもそも自分は「彼女欲しい」とか思って出来た試しがない男だ。だから機を待つしかない、まじでそれ。いつだってそうだった。巡り会えれば彼女はできてきた。しかも気の合う彼女。焦るな自分。焦るなアーセナル（早野乙）。彼女いたら時間きっと取られる。彼女いなかったら自分のために時間を使える。その時間を使って趣味や好きなことをすればいい。彼女がいたらできないこと。「彼女欲しいけどできないんすよね、でもしたいことしてるんですよ」それがMy Way、My Life。特定の大切な人がいるわけでもないのに漠然といたらいい「カノジョ」だったら、いなくてもいいと思う。いたらいいと思うけど、いなくてもいいと思う。いなくていい、とは言えない。強がりにも聞こえる。欲しいから。だから、いなくてもいい。それがマイウェイマイライフ。
これ、「だいたいこんなもんさマイライフ」、って歌だけど。心のどこかで、家族もいて、アーティストとしても成功していて、男前のZornだからそう歌えるんだ、とか思っていた。自分と同じ年のZorn。これを歌った6年前、その時点で既にこんな曲を作れたZorn。そんなZornだからこう歌えてそれが素敵なんだと思っていた。でもそれは違う。俺もそう歌っていいんだ。自分も、だいたいこんなもんさマイライフ。それでいい。いいことも悪いことも、手に入れられたものも思い通りに行かないものも、誇っていることも情けないことも、年取っていく自分も、全部ひっくるめて、だいたいそんなもんさそれがマイライフ。
