今日 428 （2020/07/30）

去年別れた彼女の下着は部屋に残っててずっともやもやしてた。これを処分する。

小さい靴下とか、胸ポケットが小さくてかわいいパジャマとか、小さいパーカーとか。

部屋に残っている衣類について連絡したけど返事は返ってこない。連絡の一つも返ってこなくなった。

きっと俺の家にずっとあった衣類なんて送られても着ないだろうし、嫌だろう。

下着類は、下着泥棒の手に渡ってほしくなかったから、ハサミで原型を留めないほど細かく切り刻んで、外から見えない袋に入れてゴミ袋に入れた。数少ない女友達に相談した結果、アドバイスをもらった方法。下着泥棒の手なんかに渡ってほしくない。一切恨みがないのにその人の衣類を切り刻むのは不思議な感覚だった。俺の手で処分する。もちろん、こみ上げる感情はある。

かなり処分したけどきっとまだどこかに残っているだろう。それくらい長く親しかった人。でも別れてしまった。過去のことになってしまった。

素敵な思い出を本当にありがとう。

過去のことを思い出して後悔したり不安を感じるのは辛い。今自分が東京出一人だから余計辛い。

大事なのは、いま東京にいる30歳の自分。もうすぐで31歳になろうかとしている自分。転職のための準備をしている自分。低所得だけどその中で頑張っている自分。坊主になってイメージチェンジをした自分。ジョジョが好きになった自分。それは、もう過去の自分とは違う自分。東京で変化してきた、自分。これからも変化していく自分。

不安を覚えたら、周りを見て、見えるものの色材質を何個か観察し、聞こえる音、匂いについても何個か同じように意識する、そして、地面にしっかり足を下ろしていることを意識することで、今ここにいる自分に強く意識を向けることができるのだそう。このテクニックはとても重要だ。大事なのは過去ではなく、今ここにいる自分。俺は成長が人より遅いから、このペースで、少しずつ前に進んでいく。

そして、過去にありがとう。