Average Joeブログ

個人的な日記を毎日更新ニキ

今日 1169 (2022/8/7)

昼間、引っ越しに際して、部屋にある14キロあるオイルヒーターを梱包して送る。梱包、超大変。こんなやつ↓

元の製品の梱包を捨ててしまってたから、引越しに使う予定だった段ボールをぐるぐる巻にして梱包して、集荷を依頼した運送業者の到着を待つ。何重に巻いたか分からないくらい段ボールを切りはりした。切りはりしては、ガムテが浮いちゃったりして悪戦苦闘。最終的には「もういいやこれで、もう無理です」みたいなハリボテ状態で運送業者のお兄さんに見せる。

「あ〜これ…ダメっすねえ。これじゃあ受け取れないですね。いろんな荷物を積み重ねて運ぶので、これじゃあ途中で梱包崩れます、また後でくるので、もう少し頑張ってくれますか。」

「え…、あ、はい…、でももうこれ以上どうやって頑張ったらいいか分からなくて」

「とにかくゴミ袋とかラップとかビニールでこの上からぐるぐる巻にして補強してみてください」

「はいやってみます」

 

そうか、ゴミ袋を巻くという手があったか。その発想が頭になかった。空港でスーツケースをラップみたいなビニールで巻くサービスを思い出して「あーあれができればな、でも特殊な器具が必要なんだろうな」と勝手に頭が諦めてしまっていたけれど、ゴミ袋で創意工夫ができるのだ、という気づきを得られた。

お兄さんが後どのくらいでくるのか分からない数十分、とにかく段ボールの上からゴミ袋をツギハギツギハギして、荷物の表面の凹凸を無くすように心がけていった。汗だく。幸いゴミ袋は大量にあったので問題なかった。ガムテープもぐるぐる巻きにしたので部屋の全てもガムテープを使い切って梱包を完成させたくらいでお兄さんが戻ってきた。

「あ〜いいじゃないっすか!これ大丈夫です。OKです。さすがです。なんか感動しちゃった。図工5ですね!」

お兄さんのこのリアクションで苦労が本当に報われたのを感じた。口のうまいお兄さんであることは確かだけれど、人の気持ちを乗らせるための言葉って、実際に伝えるとこんなにも心を動かすものだと改めて実感した。そして手で梱包をするとかいう技術。職人技やノウハウって大事だよね。ぐったり。でもまた一つ部屋のものが減った。

ヒーターを出荷させて、近所の喫茶店に入って、店内にある『チ。』の第1巻を読んだりする。今まで血生臭くて読めなかったけれど何故かこの時は面白く読めた。これ面白いな!

 

コミックス集めちまいそう。

 

夕方、会社の先輩とサッカーの試合を見にいく。場所、平塚。引越しの前々日に遠い平塚に行って、翌日仕事、っていうスケジュールは正直きつかったけれど、引越し作業で気が滅入っていたのも事実だったので、リフレッシュになるだろうと思えた。行きの電車、窓から「鎌倉自動車学校」という看板が見えた。え、鎌倉???「引越し準備佳境なのに俺は神奈川県の深いところまで来て、何してるんだ」と途方に暮れたりもした。が、仲のいい先輩とサッカー観る楽しみが上回る感じだった。なんかやってはいけないことをやっているような感覚。ハメを外している感覚。

仲のいい営業さん。札幌と湘南ベルマーレの試合を誘ってくれた。相手は湘南サポーターで俺は札幌サポ。しかもお互い14位、勝ち点同じ。勝った方が中位に上がることができて、負けたら残留争いに巻き込まれる。こんなヒリヒリする展開で一緒に行くことになるかと思ったけれど、お互い気を使いまくって、険悪なことには一切ならずに観戦を追えられた。夕方の屋外競技場でみんな汗だくになりながら、屋台とかを楽しんでいる。懐かしい雰囲気。ビールを久しぶりに飲んでしまったりする。そういや、父親が生きていた時はこんなふうに試合見に来ていたな。湘南のレモンガススタジアムは、札幌の厚別公園競技場ととてもよく似ていた。駅からのアクセスも含めて。駅で待ち合わせしている時に、コンサドーレのユニを着たサポーターがウロウロしていると、他人ではないように思えてしまう。関東にこんなにサポーターいるんだな。サポーターってことは、北海道の人の可能性も高いんだろうな。なんだかそれだけで安心してしまう。

もう10年以上ぶりのサッカーの試合観戦。やっぱ生でサッカー観るのはおもしろいな。

youtu.be

今日誘ってくれた先輩には大変申し訳ないけれど、札幌かってよかったな!と余韻に浸りなが東海道線とかを乗り継ぎ、電車に揺られて荷物の散乱している部屋に戻っていった、夏の夜。