Average Joeブログ

個人的な日記を毎日更新ニキ

今日 1052 (2022/4/12)

大学院時代の指導教員思い出して「ざまあみやがれ⭐️」と思って帰った日。

2年前、大学の研究室に呼ばれて、研究室の在籍メンバーに大学の外の仕事のことを話すという就職講演会に呼ばれて話したことがあった。プレゼンしてその先生からのコメントで「彼も頑張ってるけど契約社員でね…」と突然の暴露をしてきて、しかもその時に半笑いで、その瞬間から、社会に出たことがない大学生、大学院の自分に対する興味が一気にゼロ、いや「見下し」になっていったのを感じた。

おいオメーラ!社会に出たら俺みたいな屈折した非正規が山ほどいて、お前らは幸い正規で働き始めても、社会の経験なんてゼロなのにそういう俺たちみたいな厄介者のこと気遣って仕事していくんだぞ。その仕事のしづらさ、わかんねーだろうな。そういう意味で他人事じゃないどころか、あなたたちだって一つシクったら俺みたいに非正規になる可能性だってあるんだぞ。とか淡々と発表してやろうかとか思ったけど、そんな就職講演会、地獄すぎるな。あと、いい歳して、そういう想像力もなく、社会経験もなく、かつての指導した学生のことを人前で笑っていた教員のことも許せなかった。って、その会が終わってから1年くらいはずっとその暴露で侮辱されたような気持ちがモヤモヤ残っていた。これを機に、静かに、研究室とは縁を切ったのだった。

あれから2年。人に対して自慢したりわざわざ報告することではないのだけれど、非正規だと人前で暴露してにやけていたかつての教員に対しては「ざまあみろ」という気持ちはあるのだった。非正規なの自体は何も恥じることではない。いろんな非正規があるし、自分の場合はキャリア不足や努力不足のせいもあったから。だからってそれは笑われるものでは決してない。社会に対してその程度の認識でしかない教員と学生しかいないアカデミアの世界にはもう二度と戻りたいとは思わない。利害関係で成り立っている社会の方がよっぽど居心地がいい。いろんな人がいるし。こんな感じで、過去の嫌な記憶が、自分の変化によって一つ清算されたのがわかった日だった。大体それを感じるのは、帰り道にぼんやり考え事をしている時だったりする。あの日を思い出して「嫌だったなあ」ともう思わなくてよくなった。それだけでも本当に良かった。