今日 75 (2019/08/12)

親とケンカ

親とケンカ、倉庫ばかりの副都心の地元、そんなところだけれど、実家があって、昔過ごした自分の部屋がある。東京で働いて住んでいたら、仕事と生活をこなすのに精一杯で、自分が今後何ができるのか、考える余裕もないけれど、ここでは、まだいまよりも可能性に満ちていた十代のころを過ごした土地で、その感覚を思い出す。もっとも、自分は十代の時も、いつだって自分はもう歳をとっていると感じて、いろいろなことを諦めてきたと思う。本当にいろいろなことを。いまだってそう。それでもやりたいことは結構あった。ラップだってしたかった。ピアノじゃなくて、音楽をしたかった。かろうじて、高校の美術部では油絵を描いていた。それだけだった。自分は何をしたかったのだろう。特に仕事のことを考えず、大学の学部を選び、２０代中盤を過ぎたころにはそれを心底後悔した。後悔をしたけれど、選びとったその道を、それなりに生かさなければいけないだろう。東京では働いて、アリの沸く木造アパートで暮らし、可能性を日に日に消費しているのかもしれない。息つく暇なく仕事と生活をこなす。何が言いたいわけではないけれど、ここでお盆に帰ってきたことをきっかけに、これから何をしたいのか、何のために何をするのか、自分のしたいことは本当は何なのか、それをするためには何をすべきか、生活を安定すべきか、どう安定させるべきか、考える余裕はあるかもしれない。本当に何を言いたいか、今日はあまりないのだけれど。