今日 121 (2019/09/27)
仕事終わり、ここ数日気にかかってたデータのミスを修整できて週末に入れて良かったと思う。残業をしたので、肌が荒れ始めている。顔が痛い。昨日の夜から痛い。帰りの地下鉄、運良く座ってたら、会社員風の男性が目の前にたち、その人は象のような肌をしていた。赤く、乾燥していて、アトピーに違いない。僕よりも辛そう。よく見ると、黒いスーツズボンに白い粉がまんべんなくついている。彼が乾燥した肌をかいて落ちた皮膚だろう。それをみてると人ごととは思えず、早く彼の前からどこかに行きたくなる。彼の肌の粉が自分の衣類につくんじゃないかと、警戒する。自分だってアトピーなのに。大学生の頃にアトピーの症状がすごく悪かったとき、入った吉野家で肌をかいたら、エアコンで舞って僕の肌が隣のお兄さんの丼に振りかかったように見えた。お兄さんは仕方なさそうにそれを手で振り払いながら(それでも、粉の大半はお兄さんの牛丼に振りかかっただろう)、食事を続けていた。優しいお兄さんだった。自分だってアトピーなのに、今日目の前に立っていた男性のアトピーを気色悪く感じてしまった。
昔、父さんが死んで、僕が大学生だったころの父さんの日記が出てきて読んでいたら、ちょうどアトピーが大荒れで、全身湿疹だらけだったときのある日、僕は仙台から苫小牧へのフェリーで帰ったのだが、「(息子の)肌は醜いできもので覆われていた」と書いてあった。
