今日から「今日」を積み重ねていく

金子山という人の写真のファンだ。

ファンといっても、今日久しぶりにこの人の写真を見た。なん年ぶりくらいに見た。

前に持ってたツイッターアカウントを消した時を境に金子山さんの名前は忘れていった。その人を、今持ってるツイッターアカウントで偶然見つけた。つい最近、あああの人の写真また見たいな、まだやってるのかな、でも名前思い出せないな、と思っていた。偶然見つけて写真を見始めて、以前のように夢中になって見た。ずっと見ていたい。

金子山さんは毎日自身のWebページに日々の日常の写真を「今日」と題して公開している。

なん年ぶりかに今日を見たけど、2019/5/29の写真もアップされていた。自分がいつしか金子山さんの写真を忘れていった間の写真も見ることができた。その空白を補完できたような気がした。

東京でくたびれた人々。よく見たら変なことをしている人々。エロい女。その瞬間を切り取っていたのは、今も以前も変わらなかった。これが視点というやつかと感動する。情けない姿の人を生々しく写していても、否定的になるわけではなくて、温かみがある視点。

自分も、街でみたものや人をここで「今日」として公開して「今日」を積み重ねていけば「仕事」にできるんじゃないか。金子山さんの日々の写真はまさに「仕事」という感じがした。金を生み出す出さないの基準じゃなく、自分の本分を持って、毎日息を吸うようにする活動。でも誰もがし続けられるわけではない活動。その姿勢に恥ずかしいけれど憧れた。いい加減、仕事ばかりの生活で、自分だけができる仕事を手に入れたい。うるせえ。やってみよう。