今日 19 (2019/06/17)

職場の近くに港湾があって、港かもしれないけど、海を望める高台に続く横長の階段があって、その階段に座るのが、この街で誰にも見られずに無料で休める場所らしい。

いつもこことかで本を読もうと小説を1冊ポケットに入れて昼休みに出るが、出先で本を読む気になった試しがない。

この港湾階段には港湾作業員らしい中年男性が多く、ぐったりしていて、誰一人休む以外のことをしていない。

僕はこの港湾階段に来たら靴を脱ぎ、靴下も脱ぎ、ただぼんやりする。ここには仕事をリタイアしたじいさんばあさんに占拠される恐れがない場所です。