今日 111 (2019/09/17)

10年ぶりくらいに、本屋に行って心から楽しいと思えているような気がする。小説は相変わらず読む気にならないのだが、文系人間の自分が今読んでて一番おもしろいのが、新書で、特にブルーバックス。ブルーバックスといえば、大学図書館でアルバイトしていたときには、カバーは外れた状態で貸出していて、ブルーの表紙と裏表紙がベコベコになっていて、誰が借りるのかと思っていたけれど、いざ自分で買うと、とても大切に読めそう。まだ読めていないから、読めそう。繰り返すけど文系人間の自分は、岩波文庫とか、すぐには役に立たなさそうなふんぞり返った「知」には飽き飽きというか食傷気味で、そうじゃなく、自然科学とか情報科学とかビジネス本とか、自分が長くいた分野から解き放ってくれるような本を読んで、今生き返る気持ちを感じている。最高最高。大学院時代まで言語学系の研究の初歩というか、初歩にも満たないようなところで、言語学とはあいまい関係を持っていたのだが、認知言語学だか何だか知らないが、修士を出た今でも大学の恩師がたまにメールで情報を配信してくれてて、それ系の新書も読んでいて楽しい。何か、やっぱり研究に携わることができればいいなあ。研究に関わりたいなあ。在野研究っていうのかなあ。でもそれってうさんくささと紙一重だけど、そもそも自分は正攻法で研究に関われなかったから、そういう在野的なアプローチが自分にとっての賢い戦略なのかなあなんつって、とにかく本読んでて楽しいのは久しぶりなので、生活の活力が湧いてきている。